グドゥチ - Guduchi

グドゥチ

グドゥチ - Guduchi

グドゥチ(Tinospora Cordifolia)の主な効果はアーマにあります。アーマとは吸収不良と消化不良により体内に発生する毒素です。アーマ毒素を減らし、アーマに関わるあらゆる種類の病気の治療に使われています。免疫調節剤、若返り作用、適応作用により、様々な体質や病気を持つ人に適しています。アーユルヴェーダ療法によると、減少したドーシャを増加させ、増加したドーシャを減少させるので、3種類の体内ドーシャバランスを保ち、あらゆる病気の予防に役立ちます。

発熱と炎症
グドゥチは、ウイルスおよび細菌感染症を含むあらゆる種類の発熱や炎症に効果的です。発熱と炎症期間を短縮し、患者の肉体と精神を強化し、発熱に伴う衰弱を防ぎます。

痛風と尿酸値の上昇
グドゥチは、アーユルヴェーダ療法の中でも特に尿酸と痛風に最適な薬剤です。グドゥチは尿酸値を低減する事でアーマ毒素と反応し、体内の代謝活動を活発にします。また、腎機能を改善することにより、腎臓からの尿酸を排出する機能が高まります。

ストレス学習と記憶への効果
グドゥチとは、アーユルヴェーダ療法会でメディヤ・ラサーヤナ(学習と記憶増強剤)として知られています。また、様々なアーユルヴェーダの文献で、ブラマ(めまい)の治療にも役立つと紹介されています。IQ値の上昇効果や、軽度の行動障害と精神障害のある子供達に改善効果があると証明されています。

抗炎症・抗関節炎
グドゥチは、様々なアーユルヴェーダの文献で、ヴァータラクタ(痛風関節炎)とダーハ(灼熱感)の治療で活用されていて、伝統的な関節リウマチの治療に使う複合製剤に使用されています。グドゥチのアルコール性抽出物は、急性および亜急性炎症のモデルで抗炎症効果がある事が判明しています。

抗アレルギー・抗喘息
グドゥチは、アーユルヴェーダの様々なテキストに記載されているカサ(咳)およびスワサ(喘息)の治療に使用されます。グドゥチは伝統的に喘息の治療や慢性的な咳症状の治療にも使用されていて、更にグドゥチの茎の水性抽出物は、抗アレルギー、抗ヒスタミン、気管支拡張作用の効能があります。

抗酸化活性
グドゥチは、アーユルヴェーダの文献でヴィーシャグニ、ヴィーシャハラ、トリドーシャ・シャーマックと言う名称もあります。脳内のチオバルビツール酸反応性物質(TBARS)の濃度を増加し、心臓内のTBARS濃度を減少させる作用があります。アーユルヴェーダ療法のグドゥチを用いた治療は、組織内のグルタチオンレダクターゼ(GSH)の濃度を低下させ、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、カタラーゼおよびグルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)の活動を低下させます。グドゥチ根のアルコール性抽出物(TCREt)を糖尿病を持つ実験ラットに100mg/kgの用量を投与させた結果、心臓と脳での抗酸化状態が正常化した事が確認されています。

肝保護性
グドゥチは、肝機能の正常化に重要な役割を果たしていて、パンドゥ(貧血)とカムラ(黄疸)の治療に効果的に使用されています。
抗糖尿病
グドゥチは、アーユルヴェーダ療法で糖尿病の治療にも広範囲で使用されています。研究機関の実験では、糖尿病性神経障害および胃障害の改善とともに、血糖値の低下が実証されています。

免疫調節活性
アーユルヴェーダ療法で、グドゥチにはラサヤナ(若返り)、バリヤ(強壮剤)、バヤスタファナ(アンチエイジング)、アヤシヤプラダ(長寿)、ブリシャ(媚薬)およびチャクシャ(眼科疾患の薬)の効果があると考えられています。グドゥチャのアルコール性抽出物と水性抽出物は、免疫強化作用があると言われており、免疫活性試験で有効性が証明されています。グドゥチの水性抽出物は、食作用(phagocytosis)を増強することが判明されており、水性およびエタノール抽出物はまた、抗体産生の増加を誘発します。

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